予防接種

予防接種について

当院では、任意予防接種、成人の肺炎球菌ワクチン、コロナウイルスワクチン、インフルエンザワクチンなど、各種ワクチンの予防接種が可能です。
また、子どもの予防接種に関しては、接種スケジュール等、ご相談を受け付けております。予防接種に関してご不明点や不安な点がございましたら、当院までお気軽にご相談ください。

予防接種の効果

ワクチンの予防接種を行うことで、感染症の原因となるウイルスや細菌を無毒化や弱毒化が可能となります。予防接種を行うと体内に抗体ができ、体内に侵入したウイルスや細菌を抗体が排除してくれます。これにより、感染症に対する耐性が付き、仮にかかっても重症化を防げるようになります。


予防接種が受けられない方

発熱があるなど、体調不良の場合は予防接種を受診することはできません。特に乳幼児の場合、定期接種や任意接種のスケジュールと体調不良が重なってしまうと、期間内に予防接種を受けられなくなります。ただし、このような事由により対象年齢で予防接種を行えなかった場合は、経過措置が適用できる場合もございます。
乳幼児の接種スケジュールに関してご不明点がございましたら、当院までお気軽にご相談ください。


ワクチン接種の副反応について

ワクチン接種を行うと、接種した患部に腫れや発赤などが生じたり、発熱や頭痛が起こすなどの副反応が現れることがあります。また、稀にアナフィラキシーショックなど重篤な副反応を起こすこともあります。このような副反応の症状が見られた場合は、速やかに当院までご連絡ください。


当院で対応しているワクチン

インフルエンザワクチン

インフルエンザは、例年11月下旬~12月に流行が始まり、1~3月頃にピークを迎えて収束していきます。インフルエンザワクチンは、接種後2週間程度経過してから効果が現れ、効果は約5か月間持続します。そのため、接種のタイミングは、流行のピークからさかのぼり11月中に行うことを推奨しております。
インフルエンザワクチンの予防接種は、完全に感染を予防することはできませんが、感染しても重症化を防ぐ効果は期待できます。当院では、高校生からワクチン接種が可能です。なお、65歳以上のご高齢の場合は、一部公費助成が適用されます。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌とは、肺炎の原因となる細菌です。肺炎は、日本の死因の第3位を占める危険な病気で、死亡者の約97%が65歳以上の高齢者です。高齢者は免疫力や抵抗力が低下して肺炎にかかりやすいため、事前にワクチン接種をしておくことで感染リスクを軽減できます。肺炎球菌ワクチンもインフルエンザワクチンと同様、完全に感染を予防することはできませんが、感染しても肺炎の重症化を防ぐ効果は期待できます。
なお、肺炎球菌ワクチンの効果は約5年間持続します。そのため、前回の接種から5年経過している場合は、再接種されることを推奨しております。

麻疹風疹(MR)ワクチン

麻疹風疹(MR)ワクチンは、麻疹や風疹を予防するワクチンです。成人が麻疹や風疹を発症すると重症化しやすい傾向があります。また、妊婦の方が感染すると、胎児にも感染して難聴や心疾患、白内障などの先天性の疾患をもって生まれる可能性もあります。そのため、将来的に妊娠を希望している女性は、あらかじめ麻疹・風疹の予防接種または抗体検査を行っておくと安心です。ただし、ワクチン接種後約2か月間は妊娠を避けてください。
なお、すでに妊娠の可能性がある方や妊娠中の方はワクチン接種を行うことができません。